小山宙哉ラジオ「ノンノ・バビア」書き起こし 第57回「ヒビト誕生秘話/その2」
コヤチュー部プレミアム会員に向けて絶賛配信中の「小山宙哉のノンノ・バビア」。
キャラクターの創造秘話や小山さんの好きなマンガや映画を掘り下げていく企画。
ときには、おたよりを元に本気の妄想をしてみたり。
毎回バクバクなおしゃべりを、ほぼ全文テキストにしてお届けします。
ヒビトが、キャラが立ったのはいつだったんですか?
いつなんやろうな。マイクゴボゴボしてからちゃう。
一番最初やん(笑)。
一番最初ですよ。
結構あのあたりを描いてるあたりから、固まってくるって感じですか? キャラクターが。
「固まってくる」じゃなくて、ちょっと見えだすっていう感じですよね。
知らない人に対して、「この人こういう人なんや」っていうのがちょっと見えてくるっていう感じなんで。
マイク触って、ゴボゴボいってるけど気にしないっていう。
あっけらかんとした感じの人なんやなっていう。
あんま細かいこと気にしないタイプなんやなっていうのが、一つそこに見えるじゃないですか。
徐々にそうやって。
人を見ていくような感じで、描いていってるっていうか。
そうですよね。
そういうのが元で、ムッタがヒビトの家に来たときに、カーテンのフックが外れてるとか。レシート剥がし残しあるやんとか、ムッタは気づく人じゃないですか。細かいことに。
でもヒビトは、その辺気づいてたとしても、ほったらかしでオッケーっていうやつなんやなっていうのが。マイクゴボゴボのあたりからつながってきてる。