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寄贈プロジェクト活動報告~27箇所目~

寄贈プロジェクト

 

こんにちは!

宇宙兄弟スタッフの大杉です🐣

 

「『宇宙兄弟』を子どもたちにも届けたい」という作者小山宙哉の思いを実現するため、

2020年から小山宙哉公式ファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」にて

会員のみなさまの会費で行わせていただいている図書館寄贈プロジェクト

 

今回は27箇所目の活動報告をさせていただきます!

 

 

今回は島根県・益田市立中西中学校さんに寄贈させていただきました!

 

 

 

 

これで19都府県目となります!

 

コヤチュー部プレミアム会員であり、

卒業式の校長式辞には、

必ず「宇宙兄弟」の中で心に刺さる言葉を紹介されているという

校長の遠藤さまよりご応募いただき、

今回の寄贈が実現することとなりました!

 

 

図書室での展示の様子を写真でいただきました!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

かつては1-30巻が収まる収納ボックス付きだった

小山宙哉OFFICIAL STOREにて販売中のこの全巻セット、

購入特典がリニューアルされたんです!

 

2025年3月現在の購入特典は以下の3つ。

・アポ×六太 特製ステッカー
・ムッタのサイン色紙
・過去の単行本特典コースター(ランダム)

 

全巻寄贈プロジェクトでは、この購入特典も一緒にお届けしています。

 

全巻セットのご購入はこちらから

 

 

購入特典や熨斗、お手製のPOPと一緒に展示していただいています!

ありがとうございます!

 

 

 

ご応募いただいた遠藤さまよりコメントをいただきましたので、

この場を借りてご紹介させていただきます。

 

――――――――――


さて、先日(2025. 2. 6)、いつになく大きな段ボールに入った荷物が本校に届き、
「何だろう。もしや、待っていたあの本が届いた?」と期待を込めて職員室で開封しました。

“ジャ~ン!!”という感じで、職員にお披露目。
やはり全巻揃うと圧巻です。

おまけに、ムッタのサイン色紙やシール、コースターも入っており、
ちょっと興奮気味で『宇宙兄弟』寄贈プロジェクトについて紹介しました。

職員の中にはもともと『宇宙兄弟』の愛読者もおり、
新しく中西中図書館に入れることをとても喜んでもらいました。

 

私の『宇宙兄弟』との出会いは、TV でのアニメ放映です。
それまであまりマンガを見ることがなかったのですが、
いつの間にか我が子たちと毎週土曜日の放映を楽しみにするようになり、
そこからコミックを揃え、どっぷりとはまっていきました。

自身が中学校理科教員でもあり、宇宙に関する興味が広がっていくことも魅力でしたが、
何より登場するキャラクターがおもしろい!!

ムッタやヒビトをはじめとし、みんながそれぞれの持ち味で、
悩みながらも困難に立ち向かい、夢(宇宙)をめざして進んでいく姿に心が躍ります。

実在する人たちではないことは分かっていながら、
どこかでこんなふうにがんばっている人たちがいるような気がしてなりません。

 

そして、その物語の中に散りばめられた、
心のノートに「メモしたくなる言葉たち」を、
子どもを育てる「親」として、
また、学校で生徒を導く「教員」として伝えたい
、と思いました。

 


13巻#123「二つのノート」より

 

私がこの中西中学校に新任校長として赴任し、3年が経とうとしています。
校長として生徒の前で話す機会もあり、
「どんな話をすれば、生徒の心に響くだろうか」と、よく考えます。


特に、卒業式となると、
義務教育を終えそれぞれの未来へと巣立っていく生徒たちに、
心を込めて“はなむけの言葉”を伝えたい、と思うのです。

生徒の心に響く言葉、
それは私自身の心が大きく揺さぶられた言葉でないといけない、という思いから、
大好きな『宇宙兄弟』から引用させていただくことにしました。


過去 2 年の式辞の一部をご紹介します。

 


【2022年度 卒業証書授与式 での「学校長式辞」より】

・・・(前略)・・・

ところで、ロシアのウクライナへの軍事侵攻や、
トルコ・シリアでの大地震等といった心が苦しくなるような最近の報道の中で、
JAXA が 4,127 名の応募者から、2名を新たな宇宙飛行士候補者として決定したというニュースに、心が躍りました。

近い将来、日本から宇宙飛行士が選ばれ、
もしかしたら NASA の有人月面探査計画「アルテミス」で月に立つ可能性もあるそうで、
先日も、夜空に浮かぶ満月を見上げて、
自分が月面に降り立つ訳でもないのにワクワクした気分になりました。

実は、私の愛読書の中に『宇宙兄弟』というコミックがあります。
読んだことがありますか?
宇宙飛行士となる夢を兄弟で叶えていく、というストーリーなのですが、
登場人物の中で、
私が憧れている天文学者の「金子シャロン」という人がいます。

中西中を卒業していくみなさんに、シャロンの言葉を贈りたいと思います。
『今のあなたにとって、一番金ピカなものは何ですか?』

 


1巻#2「俺の金ピカ」より

 

叶いそうもない宇宙飛行士への夢を諦めかけている主人公のムッタに、
シャロンは優しく問いかけ、夢に向かって動き出すことの大切さを語ります。

シャロンに背中を押されたムッタは、ここから挑戦する心を取り戻し、
宇宙飛行士をめざして過酷な試練に飛び込んでいくのです。


さあ、卒業生のみなさん。
あなたの「金ピカ」は見つかりましたか?
そして、その「金ピカ」に向かってチャレンジする覚悟はできていますか?

ひとりひとりの「金ピカ」は違っているでしょう。
そして、「金ピカ」の夢をかなえるために歩んでいく道は、みんな同じではありません。

これからはそれぞれが選んだ道を、自信と勇気をもって、逞しく進んでいってください。
「金ピカ」をめざすための第一歩を、ここから踏み出してください。

・・・(後略)・・・

 


【2023年度 卒業証書授与式 での「学校長式辞」より】

・・・(前略)・・・

このような転換期(コロナ禍)に中学3年生の大切な時期を過ごしたみなさん、
この一年間、どのような思いをもって過ごしてきましたか。

学校のリーダーとなって、それぞれの場面で1・2年生を導いていく
みなさんはとても頼もしく、カッコよかったですよ。
困難と思われる課題が現れた時も、仲間と力を合わせ、乗り越えてきました。

時には意見が合わなくてケンカになったこともあったでしょう。
そんな時は、お互いの思いをきちんと伝え合いながら、
上手に折り合いをつけていく、ということも学びましたね。

きっと若いみなさんは、ここまでの経験を柔軟にとらえ、
たくましく、そしてしなやかに困難を乗り越えるすべを獲得したのではないかと思います。
確かにつらく長い道のりでしたが、この経験はきっと未来のみなさんを助けるものと信じています。

 

そんなみなさんに、今日のこの日に私から贈りたい言葉があります。
凝りもせず、また、私の愛読書である『宇宙兄弟』というコミックからです。

主人公のムッタが NASA で宇宙飛行士をめざしている途中、
訓練教官からちょっと意地悪く「君にとっての 敵は誰ですか?」と尋ねられますが、

少し時間を置いた後にムッタは、
『俺の敵は だいたい俺です。』と答えました。

 


11巻#107「本気の失敗」より

 

自分の“宇宙に行きたい”という夢をさんざん邪魔して足を引っぱり続けたのは、
結局自分だったというのです。


何かやろうとしたことがうまくいかない時、
周りにいる人のせいにして言い訳したり、ごまかしていた自分。

でも、本当に夢をかなえるためには、うまくいかない原因を自分の中に見つけ、
どうすればうまくいくようになるのか、
その解決策を探し求め続けていくことが必要、ということでしょうか。

そして、自分に関わっている人たちを「敵」と捉えるのではなく、
仲間として一緒に歩んでいくことができれば、
夢をかなえるまでの道のりでは心強いですよね。

卒業生のみなさん、それぞれの夢に近づくために、
「自分の中の敵」に負けないで、
また、いい仲間をたくさん作って、進んでいってください。

・・・(後略)・・

 

――――――――――


今回寄贈いただいた全巻セットは、
中西中の生徒たちが 1 人でも多く『宇宙兄弟』に出会い、
自分の夢を実現していくための勇気をもって欲しい
と願い、
学校図書館の入口に設置しました。

そして私は、この 3 月に役職定年を迎えます。
何というタイミングでしょう!

現在は、今年度卒業式の式辞にどの言葉を紹介しようかと
ワクワクしながら思案中です。


生徒たちに読んでほしいと思っていた本をプレゼントすることができ、
コヤチュー部プレミアム運営事務局様には本当に感謝しております。
ありがとうございました。

今後とも、子どもたち、若い人たちが
夢と希望をもって進んでいくことができるような企画をよろしくお願いします。
小山宙哉先生の公式ファンクラブ一会員として応援していきます。

 

――――――――――

 

 

シャロンからムッタへの言葉、そしてムッタからビンスへの言葉が

作品を飛び出し、形を変えて

『宇宙兄弟』を知らない過去の卒業生のみなさんにも

届いているということがうれしいです。

 

中学3年生当時の自分がこのような式辞を聞いたら

新生活に向けてすごく勇気づけられただろうな~と思います。

 

今年度の卒業式での式辞がどんなものになるか、勝手ながら楽しみです!

 

またこうして校長の遠藤さまから

『宇宙兄弟』の言葉を聞いていた中西中学校のみなさんが、

今回の寄贈をきっかけに

実際に単行本を手に取り、読んでくださることを願っています!

 

『宇宙兄弟』寄贈プロジェクトでは

現在順調に全国へお届けしており、各地から喜びの声をいただいております。

▽これまでの寄贈報告記事はこちらから

 

まだまだ寄贈先を募集しておりますので、

どなたでもこちらのフォームからご応募ください!

※やりとりの関係上、寄贈施設の関係者の方からご応募いただいた施設を優先的に選出させていただきます。

 

 

そして最後にファンクラブ会員の皆様、

いつもご支援いただきありがとうございます!

引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

次はどこに『宇宙兄弟』が届くのか、お楽しみに ♪

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