【コヤチュー部プレミアム会報誌試し読み第二弾】小山宙哉先生による「南波日々人の話」
こんにちは!
宇宙兄弟スタッフの近藤です!
昨年末に宇宙兄弟公式ファンクラブ「コヤチュー部プレミアム」の会報誌が
公開されました!
こちらのページでは、その記事の一部をお見せいたします!
こちらの記事はどなたでも読むことができますので、
もしよろしければお友達などとも共有して読んでくださいね^_^
今回は、
作者小山宙哉先生に「南波日々人」について語ってもらった記事です!
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「もし諦め切れるんなら そんなもん夢じゃねえ。
そうだな。世の中には絶対はないかもな。でもダイジョブ。俺ん中にはあるから。
また宇宙に行って 全部吹っ飛ばしたい。」
『宇宙兄弟』主人公の一人、南波日々人。
基本的にはおおざっぱな性格で、細かい部分を面倒くさがる癖がある。
明るく天真爛漫で兄・六太を前から引っ張っていく存在としても描かれています。
日々人の誕生の瞬間から名前の秘密まで、小山宙哉にインタビューしました。
①ヒビトの誕生秘話
ーヒビトはどのようなきっかけで誕生したのでしょうか。
ヒビトにはモデルがいません。
僕がいろいろな似顔絵を適当に描いていたメモの中にいた、
ちょっとやんちゃで元気そうなヒビトっぽい顔を元に誕生しました。
なので落書き男ですね。
落書きのときの顔はまったくイケメンではなかったのですが、
ムッタが憧れるというか、負けているなって感じる雰囲気を出すためにイケメンにしました。
ーなるほど。ヒビトはムッタとの対比を意識して生まれたキャラクターなんですね。
あと、ヒビトという名前は、”〇〇ト”で終わる名前はイケメン感があるな〜と思っていたので、
今までの漫画のキャラクター、映画やドラマの登場人物で
一度も見たことがない、聞いたことがない名前で、”〇〇ト”で終わる名前を考えました。
”ハヤト”とか”マサト”って、なんかシュッとしていてカッコいいですよね。
ーたしかに”〇〇ト”ってかっこいいですよねぇ。ヒビトのキャラが立ったのはいつでしたか?
マイクを触ってゴボゴボいわせている頃から、ちょっとずつ見えてきました。
よく知らなかった人のことを「こういう人なのかな」と徐々に知っていくような感じです。
マイクがゴボゴボいっているのに全く気にせず、あっけらかんとしているヒビトを見て
「細かいことを気にしないタイプの人なんやなー」と、一つ見えたんです。
それから、ムッタがヒビトの家に来たときに、カーテンのフックが外れていることや、
サボテンの鉢のシールのはがし忘れをムッタは気にするけど、
ヒビトは気づいてもほったらかしでOKなやつなんだなってわかりました。
②小山さんが漫画を書く時
ー小山さんも、ヒビトのように細かいことは気にしない性格ですか?
細部にこだわるところと適当なところと、両方ありますよね。
漫画でも適当にすませるところはすませます。例えば、髪の毛は適当に描いています。
髪の毛って本当に大変なんです。作家さんによっては1本1本丁寧に描く人もいて、
めちゃくちゃ美しいなと思うんですが、僕はそれができない。
ヒビトの髪型なんて、アウトラインを描くだけで終わりますからね(笑)。
鳥山明さんも、ベタ塗りに疲れて悟空の髪の毛を白くしたと聞きますし。
意外と許容してもらえるのが髪の毛ですね。
ーへえ。
髪の毛は適当だけど、逆にこだわっているのが、
耳です。耳の中って数字の6とか5で描かれることも多いんですけど、
僕は、耳の中はちゃんと描いています。でも、耳は面倒くさい。
ちゃんと描いているけど面倒くさいので、
作画をデジタルにした時に、耳ブラシを作ったんです。耳スタンプというか。
僕が描いたたくさんの耳を素材として保存して、ポンと押したら一発で出るようにしました。
そうしたらいろんな耳がランダムに出せるようになりました。
ーおたよりが届いています。
「今回選抜された宇宙飛行士はアルテミス計画に参加し、月面で活躍する日本人1人目になる可能性があるとのこと。
まさにリアルヒビト誕生と、興奮しました。選抜試験直前のヒビトはどんな様子だったのでしょうか?
どんな大学に行くかや、試験の直前のヒビトのことはあまり決めてなかったですね。
ヒビトは.....(続く)
続きはぜひコヤチュー部プレミアム内で公開されている本編を
お読みください!^_^