小山宙哉ラジオ「ノンノ・バビア」第68回「小山宙哉の映画がエエガナ!『ウッジョブ!』②」

コヤチュー部プレミアム会員に向けて絶賛配信中の「小山宙哉のノンノ・バビア」。キャラクターの創造秘話や小山さんの好きなマンガや映画を掘り下げていく企画。ときには、おたよりを元に本気の妄想をしてみたり。毎回バクバクなおしゃべりを、ほぼ全文テキストにしてお届けします。
今回語るのは映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」、2014年5月10日公開。
キャッチコピーは「少年よ大木を抱け!」。
主演は染谷将太、監督は矢口史靖で、矢口監督にとって初となる原作付きの作品。
撮影は三重県の山間部を中心にオールロケで約1ヶ月半かけて行われた。
原作は三浦しをんの小説『神去なあなあ日常』。

(『ウッジョブ!』は)マンガと映像の境目をちょうどいっているみたいね。
『宇宙兄弟』も、実写とマンガの境目をいってるようなところがあるかなと。近いところにいるのかもですね。

わかりやすいエンタメを作ろうとしている。
あまり小難しいことをやらず、
だけどセリフで全部説明するとかではなくて、ちゃんと主人公の表情とかで見せてくれるので。
こういうところも『宇宙兄弟』っぽいなと思ったのは、
伊藤英明さん(飯田役)が祭りに平野(染谷将太演じる主人公)を参加させるかどうかというときにフォローして熱弁するシーンで、
ちゃんと染谷くんが伊藤英明さんの方をじっと見ている表情をちゃんと映していたりとか。
あと染谷くんが、木の匂いを好きになったりとか、木を切る伊藤英明さんの姿をかっこいいと思うとか。
セリフになっていないけどちゃんと伝わってくるように撮ってあるんですよね。
で、ちょっと戻るんですけど、村長みたいな偉い人の柄本さん。
柄本さんがヤギを連れて歩いているシーンで、偉い人だと知らずに、染谷くんがスルーしていくんですよね。
都会育ちの染谷くんからしたら、知らない人に話しかけずにスルーするのは普通のこと。
でも村に住んでいる柄本さんからしたら、挨拶するのが普通だから、そこでうまいことすれ違いを描いてて。敵をちゃんと作るっていう。

その後、静かに怒りに来るんですよね。

そう。
あとやっぱりいいなと思うシーンは、伊藤英明さんが山の木の上に立っている後ろ姿のシーンです。

ああ。長澤まさみさんがお弁当を持ってきたところですか?

あのシーンなんか、もう完全に山の男でしたよ。

インタビュー見たら、伊藤英明さんは高いところが苦手らしいんです。

本当に?
よくあんな堂々と立ってられましたよね。

ひぃ。

怖いよねぇ。単純に。

まじで(木の上に)乗ってますよね。
すごいなぁこれは。
ここから徐々にカメラが上に上がっていって。
高いところまで登ってきたという。

このシーンは、小説だとなかなか伝えきれないかもしれないですね。

ここの景色を見てね。(伊藤英明さんを)また好きになってしまうという。

かっこいいもんね。

この立ち方ですよ。
かっこよすぎでしょ、これ。

音がなくても、絵になっていますからね。



